福島 6号線

2018年6月3日
仙台の帰り、常磐道 南相馬ICで下道に降りた。
東日本大震災で何が起きたのか?一度は目に焼き付けておこうと思ったのだ。
海沿いでまだまだ続く堤防工事

畑だった?所は草原になっていて津波の痕跡はあまり見えない。
どんどん南下する
国道6号線は福島第一原発まで直線で2kmしかなく、周辺は帰宅困難区域に指定されている。
今でも放射線量が高く車での通過はOKだがバイクや徒歩では通過出来ない。
道路脇の全ての隙間(道路に面する家の玄関や庭、工場の入口等)に柵が設けられ、
脇道には検問所があり警備員がいて許可なく国道6号線から他には行けない。
福島ってのはもう復活したのでは?なんとなくそんな気がしていた。
町中は普通だった、本当に普通だった。
原発周辺だってもう普通の田舎の景色では?と勝手に想像していた。
でも原発周辺の町、浪江、双葉、大熊町に近づくにつれて景色は一変する。
誰もいない家や工場やコンビニ、重機、当時のまま残る全ての物に雑草が生え自然が飲み込んで行く。
あまりの強烈な景色に無言になりカメラを向ける気もなくなり写真は1枚も撮れなかった。
早く通過しないといけないプレッシャーに車を止める事も出来ずアクセルを踏み込んでいた。
放射能の怖さって、原爆ドームの博物館に行ってもなかなか実感が沸かないが
撤去される事もなく草に覆われ放置されたままのファミリーマートを見たら非常に恐ろしくなった。

グーグル・マップ ストリートビューより
これが現実か...
重たい気持ちで常磐富岡ICから再度常磐道へ乗り帰宅。
日本にこんなに悲しい場所が存在してはいかん!

タイトルとURLをコピーしました