Hobieカヤック最大の特徴はミラージュドライブが生み出す推進力。 最高時速は約10Km/hに達します。2psエンジンを積んだゴムボートともいい勝負と例えるとちょっと大げさですが驚く程の動力性能を持っています。 船体から水中へ飛び出しているのは推進力を生み出す薄い板状のフィンと方向転換用のラダーのみ 水の抵抗となる大きなギアボックがどうしても必要になるプロペラ方式に比べて圧倒的に水中抵抗が少ないのが特徴です。 その為一定の速度で漕ぎ続ける必要はなく、漕ぐ...少し休む...漕ぐ...少し休むといった感じでも十分に前に進みます。 遠いポイントまでの移動中に速度を落とすこと無く時々足を休める事が出来るのは嬉しいですね。 水中に入っているフィンは通常真下を向いていますが(片足だけ蹴り込む)水平の状態を保つ事が出来ます。 急に浅瀬や海藻が現れた場合などでも多少の水深(20cm)があればそのまま通過する事が可能です。 また、フィンは往復運動しています。回転するプロペラとは違い海藻やウィード、浮いているゴミやロープを巻き込むトラブルも少なくなります。 ポイントへの移動を竿から手を離さず行える為、シーバス、青物のキャスティング、ジギング、アオリイカのティップラン、タイラバ、どんな釣りでも非常に快適に釣りをする事が可能です。 また、同じポイント上で留まるホバリングも可能ですので繊細な操船が必要なカワハギ狙いも快適です。(スパンカー使用可能) 数多く販売されている手漕ぎ&足漕ぎカヤックの中でも昔からかなり高価なHOBIEカヤック。 それでも圧倒的に支持されて来た理由は、このミラージュドライブの信頼性、整備性から来る安心感と圧倒的な機動力。 ほぼ全ての整備と修理を自分で行える構造も安心の一つです。 2017年からはバック可能なMirage Drive180が登場。レバーを引くだけで後ろ向きに進むことが可能となりました。 魚探を見て急ブレーキ&多少バックで魚群の上にすぐステイ出来る性能は釣果UPに貢献します。 腕の4倍もの筋肉がある足で漕ぐ事が出来るので、風が吹いても、潮の流れが速くても、天候の急変でも 安全に速やかに帰港する事が可能です。帰りたいのに風で前に進まない恐怖は二度と経験しない事でしょう。 ミラージュドライブはワンタッチで船体から脱着が可能です。離着岸時にミラージュドライブを痛める心配もありません。 高額なイメージのあるホビーカヤックですが、ミラージュドライブ。パドル、快適なシート、 ラダー等全てがセットになっています。 カヤックフィッシングって面白い!と思ったら迷わず選んで下さい。 釣りをするという用途で考えた場合に、これしかないと断言出来る位、圧倒的に有利で安心で安全です。 フィッシングカヤックの最高峰であるのは誰もが認めざる負えないでしょう。 現在のラインナップは大きく3つに分かれています。 非常にシンプルな装備でリーズナブルな価格のPassport10.5と12 中価格帯のCompass、Compass DUO フル装備の、Revolution11.13と軽量なSUP型のLYNX 最新の魚探にも対応したアウトバック、プロアングラー12.14。 どの種類のホビーカヤックが自分に合っているかお悩みの場合、ご自分だけで悩まずにご連絡下さい。 弊社は15年近くホビーカヤック中心に販売して来ました。 年齢、体力、お使いの車、狙いたいターゲット、カヤック経験等をお聞きして一番ベストなカヤックをお選びします。 保証内容をご確認下さい(英文) 国内正規販売店である【SIGNAL CAT】を通して販売されたカヤックには3年間の保証がございます。 |
ホビーカヤックの日本での歴史は、2008年弊社社長がアメリカで発表された運動性能抜群のフィンで進む不思議な足漕ぎカヤックに惚れ込み個人的に輸入を開始した所からがスタートします。当時インターネットで検索してヒットした記事は国内で1件だけ。足で漕ぐカヤックなんて誰も知らない、そんな時代でした。 当時はHOBIEカヤックのラインナップも少なかった為、初回輸入は20ftコンテナにMIRAGE SPORT、REVOLUTION、OUTBACKを各2艇(合計6艇のみ)の輸入でした。 海外では手漕ぎカヤックとの競争動画が流行っていて、びっくりしながら見ていた記憶があります。 取り扱い量が増えた為、当時HOBIEディーラーであったThe Salty Dods(矢澤氏)と業務提携、カヤック部門を任せて頂き日本正規ディーラーとして輸入販売開始。 当時は手漕ぎが当たり前だったカヤックフィッシング。足で漕ぐ変なカヤックなんて...と否定する意見もかなりありましたが、強い風が吹いても安全に帰港出来る、移動中に手が自由に使えてやはり便利だとの評判で徐々に手漕ぎから足漕ぎカヤックを使ったスタイルへと変わって行きました。 2008年当時もプロペラ式のカヤックは少しだけ日本にあったのですが、素人では整備できないギアボックス、海水使用での塩害問題、水中に響き渡るギアの騒音(ウィンウィン音)、海藻の多い日本の海ではプロペラに絡まって使い辛い等、定着すること無く衰退して行きました。 2017年頃になると再度プロペラ式カヤックが輸入され初め、様々なタイプが登場し定着するかと思われましたが今度は中国製の600〜700ドル(日本での販売価格は10〜18万円)の激安プロペラにシェアを奪われてしまい徐々に衰退。現在では一部評判の良い物が25万円程度で残っている感じでしょうか。海外ではプロペラカヤックとの競争動画を現在でも見る事が出来ます。 ホビーカヤック上陸から15年近く経過しますが、足漕ぎカヤック=HOBIEカヤックの時代が続いています。扱ってくれる販売店も徐々に増えて、最近では卸売量も飛躍的に増えて来ています。現在では年に5〜6回コンテナを使わないと販売が間に合わない。そこまで増えて来ました。多くのお客様からの支持を得て、現在では中古市場を初め、修理やパーツの供給体制、ネットでの情報量も十分に整い多くの方に安心してHOBIEカヤックを楽しんで頂ける状況が整っています。 ※現在、矢澤氏は引退し2022年からAMUSEが代理店業務を行っています。 |
〜2008 | V1モデル(まず日本では見かけない旧型のドライブ) |
2009 | MirageドライブがV2モデルに変更。 |
2010 | シートの固定方法、シート形状の変更。 |
2011 | 一部のモデル(船体内部)に浮力材が追加、ハッチ内にラダー用スペアピンが付属、ラダーレバーのカラー変更(黒→灰色) |
2012-2013 | Revolution11が誕生。 Revolution13の外側に取っ手が追加。 |
2014 | MirageSportモデルチェンジ。Sport、Outback、Revolution13の船底に振動子専用スペースを採用(Revolution11には未採用) |
2015-2016 | パイプ椅子採用(iシリーズ以外) 全モデルMirageDriveGT(ベアリング、STフィン)採用 i11s追加(2016) iシリーズもパイプ椅子に変更(2016) |
2017 | 前進も後進も可能なMirageDrive180(MD180)が標準装備、船体は2015-2016と共通のため2016モデル+MD180から2017モデルと呼ばれています。OUTBACK,PA12,PA14(オリーブ廃止→カモフラージュ追加) |
2018 | Mirage Compass誕生(前進のみ可能)(カラーラインナップは黄緑とブルーのみ) 全モデルカラーラインナップ変更(アイボリー →変更なし、黄色→黄緑とオレンジに分かれました、ブルー→渋いブルーに変更、赤→変更なし、オリーブ→廃盤、カモフラージュ→変更なし)、船体横のHobieのロゴが少しシンプルになりました。MirageDrive180のペダルパイプ断面が楕円に変更になりました(MD180SQ→MD180ARC) |
2019 | Outback:フルモデルチェンジ Compass:カラーラインナップ(オレンジ)(カモ)追加、セールを立てる穴が追加、シート横にある持ち手が少し深くなりました。カモフラージュのみバック可能なドライブ(MD180SQ)搭載。 Outfitter:(二人乗り)大きくモデルチェンジしてCompassDuoに名称変更。(ドライブは前進のみx2個) Passport 10.5が誕生(ドライブは前進のみ) |
2020 | すべてのカヤックにKICK-UP FIN(障害物にフィンが当たった時にシャフトを壊さない機構)が採用されました。 passport12が誕生(ドライブは前進のみ) (Passport10.5 &12はキックアップ機構なしのドライブ) ProAngler12.14に360°任意の方向に移動可能な360シリーズが追加 |
2021 | Passport10.5 &12にもキックアップ機構が採用されたドライブ「KUD-MD GT」が標準装備となりました。新色(BaySand ブラウン)追加 Compasssは全色バック可能(キックアップあり)「KUD-MD180」、カモ色のみ最初からターボフィン採用。 Compass DUOは「KUD-MD180」 x1個」+「KUD- MD GTx1個」の組み合わせになりました。 CompassとCompass DUOはスカッパーホール周辺の形状に変更があった為、21年モデルには2種類あります iシリーズは1月以降マイナーチェンジで名前がiTrekに変更(未発売)、Revolution16、Sport製造終了、Revolution11&Revolution13&OUTBACKは変更なし |
2022 | 2021秋からLYNX発売開始。各カヤックのカラーラインナップ整理(Slate.Hibiscus廃番)、AI製造中止、iTrek9.11.14等販売開始。コンパス、コンパスDUOのシート(樹脂→アルミパイプに変更)、一部のカヤックでロッドホルダー(後付タイプ)(黒)が採用開始、ARCクランク(断面楕円→断面角丸四角) |
2023 | ラインナップに特別大きな変更なし。LYNXにslateカラー追加、OUTBACK、PA12、PA14にSunrise Camoカラー追加。Passport-R発表(日本未入荷) |
2024 | 2人乗りMirage OASIS廃盤。初代パスポート(熱成形)が2代目(ロトモールディング製法)へ代わりPASSPORT-Rになりました。新色Dune-camoやBattleship-Grayが追加。カモカラーが標準色と同価格(装備も同じ)になりました。 |
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