釣行記にUPしてあるエギングの補足です。
使ったロッドがバスロッドなのには理由があります。
ティップの動きで当たりを取る釣り方なのでロッドティップは柔らかい物を使いたい。
以前から持っているエギングロッドでは硬すぎるんです。
手持ちのロッドで一番繊細な穂先を持っていたのがバスロッド。
これはノーシンカーワーム用のロッドです。
下手にシャクルとロッドを折りますので、バットを有効に使ってエギをシャクリます。
キス竿をお持ちの方はキス竿でも構いません。
比較的胴調子のキス竿がベスト。
ティップラン専用ロッドも出て来ていますので余裕のある方は専用ロッドですね。
シャクった後にエギを5秒程度ステイさせますよね、この時エギは水平に移動しています。
水平移動中のテンションだけでロッドティップが曲がっている必要があります。
曲がったロッドティップを目で見て、ロッドの曲がりがフッっと戻ったり、入ったりした時が
アオリイカがエギを触っている時です。
ロッドティップが入った瞬間は手元に伝わりますが、ティップが戻る時は手元には何も伝わりません。
ティップが戻る瞬間を目で見て合わせるのです。
ティップが入る瞬間しか感知出来ない釣り方より2倍も3倍も釣れる事になります。
やってみると今までどれだけのチャンスを逃がしていたか思い知る事になるでしょう。
水平移動の速度=カヤックの流される速度です。
この速度があまり速いと釣りにならないし、遅すぎてもダメ。
ほぼ無風って日は流されないので苦労しますが、手こぎカヤックならパラシュートなしで
風速2~3mまでがベストな速度でしょうか。
直径40~50cmのパラシュートを使った場合は風速6~8mは吹いていて欲しい感じです。
丁度いい速度を保てるとラインを30m程度出した所で延々と流し続ける事が出来ます。
流しが早いと30,40,50mとラインがドンドン出て行き次第にボトムが取れなくなります。
こんな時はオモリを追加すればボトムは取れるのですが、オモリを追加するとエギの動きが極端に悪くなるんです。
エギにオモリを追加しないで流す速度を調整する方が釣果は伸びます。
スパンカー+Hobieカヤックに乗っている方はエギをフォールさせている間に2~3回漕いで速度調整しましょう。
手こぎカヤックで調整式のパラシュートをお持ちの方はセッティングをこまめに変えてベストなセッティングを探して下さい。
先日は水深15m、風速6m程度、エギに追加したオモリは0.5号だけです。
アオリQデープであれば追加なしでOKです。
オモリは出来るだけ追加しないで、カヤックが流される速度を調整する方向で行きましょう。
アオリイカって物凄く一杯いるんです。
中錘を使う船アオリ、浅場のキャスティング、深場のスパイラル(ティップラン)。
好きな釣り方で美味しいアオリイカ釣って下さい。
風に飛ばされやすいカヤックはこの速度調整がキモですよ。