12月入荷予定でメーカーに発注を掛けているホビーカヤック。
通常冬に向けての発注は数が少ないのだが今年は例年より多く20ftコンテナでは入り切れない可能性が出て来た。
メーカーもこの時期の大量発注は予想していなかったみたいで動きが悪い。
まだコンテナに積み込んでもいないのにお客様から「とにかく確保しておいて!」と...
12月入荷予定分の一部がすでに売り切れ状態。
こりゃ、現在の倉庫を一部壊して収納力を上げないと来年はパンクしてしまいそうだ。
年末までに大工仕事、15~16艇多く収納出来るように設計図を書かないといけなくなった。
先日はフジテレビの番組収録で使用されたり、少しずつ知名度が上がって来ている感じ。
一方、手漕ぎカヤックは「かなり厳しい状態」、どうにかならないか?と...
相談されても手漕ぎから足漕ぎカヤック、ゴムボートへの乗換えは止められない。
1~2年前は関東関西を中心とした大都市圏でのホビーカヤックへの乗り換え需要であったが
ここ最近は新潟、岡山、宮城、と地方に飛び火。
手漕ぎカヤックの中古相場を牽引してきた来た地方のアングラーがホビーへ乗り換え、ヤフオクでの手漕ぎカヤック相場が下落ぎみ。
7~8万円で取引された手漕ぎカヤックが今では5~6万円まで下がってしまった。
カヤックセーリングの人気が出始めてセールは入荷する度に完売で入荷が追いつかない。
私一人ではもう動ききれないのでセーリング担当をこの冬から1名増やし体制を強化する。
アドベンチャーアイランド、タンデムアイランドの50~70万円台を中心にもっと上のヨット系まで担当してもらう
私は相変わらず釣り担当だ。
先日ホビーカヤックに乗り換えた方から「これだけ性能に差があるとシットオンの手漕ぎカヤックは衰退する」と言われた。
シットインのシーカヤックは今まで通り生き残るがシットオンはさすがに厳しいだろう。
安いシットオンを購入、1年後にはホビーカヤックに乗り換える。
そういう意味での需要は残るのだが、ホビーの知名度が上がり最初からホビーカヤック。そんなお客様も増えて来た。
パドリングが好きなら本物シーカヤックへ、釣りが好きなら足漕ぎに、それでも満足できなければ船外機船。
手漕ぎ業界が莫大な広告宣伝費をかけて需要を掘り起こしたとしてもその流れは変えられない。
ホビーカヤックとkayak-340、この壁を越える事が出来なければ手漕ぎ業界は本当に衰退してしまう。
本当に衰退し初心者向けのカヤックが無くなると乗り換え需要も無くなるのでこっちも困ってしまう。
出来れば頑張って欲しいのだが早い所は昨年から撤退準備を開始している。
最悪そうなったらホビーの手漕ぎカヤックを投入するしかない。
業界にとどめを刺す事になるので出来れば避けたいが...
携帯電話がガラケーからスマホへ一気に変わった。時代の流れは速い。
業界が一致団結して「ガラケーが最高です」なんて訴えたってもう誰も見向きもしない。
撤退か先に進むか...
ホビーカヤックの先、そこに光が見えるなら進むべきだ、手漕ぎの泥舟に皆で乗っているよりはいいと思うぞ。