改造圧力鍋(ケンタプロジェクト)

ケンタッキー 再現レシピ 2009年版

圧力鍋に温度計を付けたいと先日書いた。改造である。
現在使っている圧力鍋は圧力を2種類選べる高圧側が100kpa、低圧側が60kpa。
昔からの人間なのでパスカル表示はピンと来ないし意味不明w
まあ、100kpaってのは車のタイヤで言う1kgf/cm2 
どんな圧力かと言うと、パンクしたタイヤ。正常なタイヤが約2kなのでその半分。
2kはブシューだが1kってのはポシュー程度。なんちゅう圧力でもない訳。
この100kpaでの水の沸点は120℃、60kpaだと115℃って感じ。
ただし、1つだけ注意。一気に蓋を取ると圧力によって沸騰していなかった全ての水が
一気に気体に変わろうとする。この時の膨張率は半端ではない。
これがどれだけ危険か分からない人は絶対に真似しないで下さいな。
まずは長い温度計を買って来る。
蓋に穴を開けてタップを立てる。今回の蓋は厚み1.6mmのステンレス。
薄すぎてまともにネジ山は立たないのでバーリング加工してからの作業。
穴だけ開けてナットを溶接してもOKだ。

次に、ここに入るボルトに温度計が刺さる穴を開けてもらう。
温度計は4mm、穴も4mm。刺さればOK

ネジの先端に切り込みを入れておく。ここにちょっときつめのナットを入れれば温度計をギュっと締め付けてくれる。
蒸気の漏れは酷ければ半田付けや、耐熱シリコンで対処すりゃいい。
穴を開けたボルトに温度計を入れて固定、圧力鍋側のネジ山とボルトの隙間からの蒸気の漏れは耐熱ゴムでカバー。
先に書いた通り大した圧力にはならないが、蒸気が温度計に直接掛かるとデジタル温度計が壊れるので
どちらかと言えばその為の対処。
一応温度計がすっぽ抜けない様、ステンレスの針金を保険で回した。

蓋に取り付けるとこんな感じ。
鍋からの熱で液晶が黒くなり多少見辛くなるが、まあ気にするな。
ちなみに、天ぷら用の丸くて電池を使わないアナログの温度計は非常に反応が遅い。
180度から一気に160度に温度が落ちても当分は180度を差したままなので使う意味がない、
必ず反応の早いデジタル温度計を使う事。

温度計の先端は鍋底に絶対に付かないように!
油の温度のみ測りたいので底から5mmに設定。
まずは蒸気の漏れと温度チェックの為に水のみで試運転。
高圧側、蒸気が出なくなる温度はバッチリ120℃。
低圧側、蒸気が出なくなる温度は110℃。60kpaだともう少し高い温度でもいいのだが...
低圧はあまり使う事はないのでまあいいか。ちなみに圧力釜でご飯を炊く場合110℃を超えると
ご飯が灰色っぽく仕上がるので、こんな時は低圧側を使いましょう←すまん、変なまめ知識w
次!
早速鶏肉の調理に入ります。
モモ肉に粉をまぶして185℃まで油を熱する。温度計を付けて分かったが、加熱途中で185℃で火を止めると
鍋の底の熱を拾って油は195℃程度まであがってしまうので175℃を超えた辺りからは慎重にね。
肉を入れ一気に圧力を掛ける為に水を20cc入れる。蓋をする...ぐは、蒸気の勢いで蓋するの失敗。
油温は150度まで一気に低下。あちゃ~。温度カーブの計測にならん(涙
次回から蓋を閉めてから蒸気吹き出し口から水を入れるようにします!!
180℃まで上げてから消火、温度の下がり方確認5分で160℃まで落ちる、
次の5分で140℃。ここで再度着火、めっちゃ弱火で140℃キープ。
合計15分
今回は普段使っているハーブフラワーにタイムを多めに配合。
出来上がりは上々だが、タイム多目は明らかにハズレ、この香りではない!!
肉投入後、180℃まで上げたのも失敗。
明らかに衣がカリカリ。前回作ったのより悪い仕上がり。
温度計を付けて一気に先に進んだ。正直ここに書ききれない。
オリジナルチキンの衣の甘みは塩分。足りない風味はハーブ系ではない可能性も感じた。
ジンジャーか、はたまた...下手すると味の素系?衣の風味...風味と言うより旨みに近い。
鶏油系?
衣の厚さもなかなかあそこまで厚くは作れない。厚く作れないとハーブの香りも足りないし旨みも感じない。
MEDにフラワー入っている?卵+牛乳の単純な物ではなく、もっと鶏肉に絡みつくMEDではないのか?
謎がまた増えた(汗
俺の体脂肪率がUPしないようにボチボチ進めます!。

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