ソーダストリームを使った方法
改訂:2024年9月11日
用意するもの
- ソーダストリーム本体
- ガスシリンダー(可能な限り満タンに近い物、60L用シリンダーで重量1000g以上)
- アトラス(SHUWAT)ASOK-700
- 温度計
- 冷水 500ml程度
- 氷 冷凍庫で作ったサイズで100~150g程度
付属品のボトルでも構わないのですがアトラス社の真空断熱ボトル「SHUWAT」を炭酸作りに使うとかなりメリットがありますので私はこれを利用しています。
炭酸水作りに最も重要なのは水温です。ペットボトルでも0~2℃まで冷やせれば問題ないですがなかなかそこまで冷やすのは困難です。この容器は氷を入れやすいので冷たい水をすぐ作る事が可能です。
また、真空容器ですので出来上がった炭酸水の温度が全然上がらず炭酸が抜けにくいのも特徴の一つです。
付属のペットボトルを使用する場合は、ボトルに入る小さな氷を用意するか、ボトル内に100mlの水を入れて凍らせておいて下さい。
びっくりする位使いやすいので強炭酸を頻繁に作る方はぜひ入手してみて下さい。
作り方
SHUWATに冷蔵庫で冷やした水と氷を100g程度を入れてよく撹拌して下さい。
冷やした水がない時は水道水でも可能ですがその場合は氷をかなり多めに入れて下さい。
冷蔵庫で冷やした水ですが4~5℃あるはずです。温度を計測しながら撹拌し水温が2℃を切るまで必ず冷やして下さい。
この画像では1.3℃ですがもっと頑張って…
0.8℃まで下げました。
水温が高い(4~5℃)とまず失敗しますので気合い入れて水温を下げて下さい。
ここまで下がったら失敗はかなり減りますので炭酸を注入していきます。
注入ボタンを押す時間は1回に0.5~1秒間でOKです。
炭酸が入る音を聞きながら何度か注入を繰り返していると本体から「シュー」とガスが軽く抜ける音が聞こえてきます。
この「シュー」が聞こえてもまだ入れ続けるとある時に「プスッ」って音がすると思います。
この「プス」って音が聞こえたら一旦手を止めて3秒程度待って下さい。この「プス音」が大事です。
3秒待っても小さく「シュー」って音はまだしていると思いますが、また「プスッ」って音が聞こえるまでガスを注入します。
これを何度も繰り返して行くとどんどん強炭酸になって行きます。
「プスッ」音の目安
1~2回 | 微炭酸水 |
3~5回 | 弱めの炭酸水 |
6~10回 | 普通の炭酸水 |
10~15回 | 強炭酸水 |
15回位上 | これ以上はほぼ炭酸強度変わらず |
15回プス音が聞こえたら完成です。
ソーダストリームは圧力を掛けたままボトルを取り外して撹拌出来るドリンクメイトに比べるとどうしても弱目の炭酸水になってしまいます。また、ボンベの残量が少ない(圧力が低い)とガス注入時に撹拌され辛い為、強炭酸にならない傾向があります。冷水、ガス圧、プス音等、条件が揃って上手く作れると今まで飲んだ事が無い位に強烈な炭酸水に仕上がっているはずです。
突き詰めればウィルキンソンを軽く超える未知の領域まで簡単に行けますが、条件を揃えたりでちょっと面倒です。そんな方は思い切ってドリンクメイトに乗り換えてしまいましょう。
コップ等に注ぐだけでもかなり炭酸が抜けますのでまずはこの容器から直接飲んで見て下さい。
口の中で暴れ回る程の炭酸水が堪能できるはずです。
炭酸の使用量について
初回の「プス音」が聞こえるまでは3~4g使用されます。
その後継続して注入しますが1プス音ごとに1g程度消費される感じです。
強炭酸の15プス音を目指すと15~20g程度ボンベが軽くなっているはずです。
60L用のボンベ、約400gの内容量ですので500mlの強炭酸水を作ると20本程度で空になります。
60L用交換用ボンベは2,400円程度ですから500mlの強炭酸水を1本作るのに120円の炭酸ガスが掛かる事になります。あまりコスパ良くはありませんが、びっくりする位の強炭酸を楽しめるのでやめられません。
コスト対策
似たような商品ですが「ドリンクメイト」って機種を使用すると炭酸ガスの使用量は10g程度で収まりますので60円程度で済むことになります(構造上密閉性が高い)。
また、自己責任ではありますが5kgのミドボンを直結して利用すると8〜15円のガス代で強炭酸水を作る事が可能です。
使用量の多い方は検討してみると良いでしょう。