船外機の再始動

kayak-340に2馬力船外機を載せて快適フィッシング。
あんなのゴムボートではない!カヤックでもない!
なんて意味不明な意見も昔はあったが今では多くの方が導入し楽しんでいる。
エンジン船で一番多い相談はエンジンの再始動に関して。
沖で再始動出来ずに帰って来た。って話をちょくちょく耳にする。
壊れてしまったのでは?と相談に来るが、走行中にエンジンが停止したのであれば壊れた可能性も否定出来ないが、
止めておいた短時間の間に壊れるって事はまずない。
では何故再始動出来ないのか...
エンジンの基本は空気と燃料と火花。
空気は無くならない、キャブレターもそんなに簡単には詰まらない、火花を飛ばす装置も簡単には壊れない。
(動かしていないのだから壊れる理由はない)
再始動出来ない理由は簡単で始動用のロープを引っ張る力の問題なんです。
陸上で試運転している時と同じ力で引っ張れれば100%始動します。
朝一、出港時も気合が入っているので簡単に始動します。
楽しく釣りをします。
1日釣りをすると自分が思っている以上に疲労しているんです。
そろそろ帰ろうか...なんて時はクタクタで、ロープを引いても引いても再始動しない。
焦るから余計に頑張る、もうクタクタ。
弱い力で100回ロープを引いてもエンジンってのは掛かりません。
強くて長いストローク、これを3回出来ればいいのです。
エンジンが掛からない時は焦らないで体力温存で休む事。
少し休んで元気になったら力の入る体勢でをりゃ~~と引っ張る
たったこれだけです。
壊れたと思ったエンジン、家に帰って翌日試すと何事もなかったように掛かりますよ。
魚探のバッテリーと燃料の残量は気にするのに自分の体力の残量には無頓着。
再始動させるだけの体力だけは残して遊んで下さいね。
それを忘れると延々とオールで漕いで帰るという究極のバツゲームが待っていますよ。
ちなみにですが...海の上ではエンジンは絶対に止めない。これ常識です。

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