地元の人から情報を集めるべく釣りを終えて片付けして港へと向かう。
まず最初に、なぜとび島丸の船長が怒るのか?
理由は簡単で若いからだ。
若いから血の気が多い等ではない、若いから仕事が多いのだ。
高齢化が進み上下関係の厳しい漁業界。
カヤックが小さな船に乗ったおじいちゃん船長の邪魔をしたとする。
「カヤックは邪魔だからあいつらを何とかしろ!」と言われるのは若い船長なのだ。
船長はカヤックを見付けたら注意したくなくても地元の先輩の言う事を尊重して注意しないといけない立場。
事故が起きて真っ先に飛び出さなくてはいけないのも若い船長。
我々のように釣りが好きな人の気持ちも分かっているが地元の意見も尊重しなくてはいけない。
お客さん乗せてるのにマイクで注意しなくちゃいけないストレス。
分かってあげないと可愛そうですぞ。
漁協での会議、禁止にするかどうかの話にまで発展したそうです。
首の皮1枚で繋がった感じはありますが、今後何かあれば1発アウトな雰囲気。
7:00~14:00だけは最低限守れ!ではありますが、またここから先の話が大変です。
各港に漁協があってルールが微妙に違うんです。海に線は引いてないけど、ここから先は
違うルール...@@港の船は守らなくても良いけど、他はダメとか等
色々と話を聞きましたが正直覚えきれないのと、厳密にここに書けばカヤックではまともに
釣りにならないルールもあります。
マダイ釣りの船は入って来てはダメだけど、回遊魚狙いの船は入ってもいい...
巻き網漁のルールや素潜りのルール。このお祭りの時は船を出しちゃダメとかね。
相模湾の船宿でも出船時間が微妙に違うでしょ。ぐちゃぐちゃなんですよw
遊びでの釣りだから許される事もあれば、遊びだからこそ遠慮しなくてはならない事もある。
この辺の雰囲気をある程度分かっている人と一緒に出て下さいな。
それと漁船から何メートル離れたらいいのか?ってな話がありますが、地形によって違います。
ポツンとした漁礁があるとして、船は潮上から流し始める。コマセを撒きつつ漁礁の上へ向かう訳です。
この時に後から来て潮下に入れば当然怒られる。では潮上は?マナーとしてはOKですが
漁礁を過ぎた船はまた移動して潮上に入り直す。この時に邪魔になれば怒られる。
同じポイントを流したければ離れるべき距離は近過ぎても迷惑、離れ過ぎても迷惑な訳です。
微妙に遠慮したのが邪魔ってな事もある。
これが分かるなら堂々と適正な距離を取って入れ。分からないなら最初から視界から消えとけ。です。
300m離れてりゃokか?って...根がそこまで続いていて船がそこまで流そうと思っていれば
マナー違反だし、100mしか離れていなくてもそこがポイントでなければ問題なし。
周辺に漁船がいなくてもそこがポイントへ向かう航路であれば邪魔だし、怒られる。
漁師さんは怒るけど、なかなか理由までは言わないです。そんな時ははね、ビールでも買って
怒った漁師さんに会いに行って下さいな。せっかくの接点です。地元のルール聞いて謝って...
ルール聞くだけじゃないんですよ。地元特有の釣り方なんかも教えてくれるし、どんな魚が入ってきたかも
教えてくれる。そうやって自分の立場を作り上げて行って下さい。プレジャーだからって遠慮するだけじゃ何も
生まれない。マナーを守って少しずつ認めてもらって自分も成長する事が大切です。
今後、私もどこかで怒られるでしょう。迷惑かな?と思いながらも釣りたいので釣りする事もある。
自分なりに情報を集めてうまくやって下さいな。
時間制限の話ですが、特に決められていない港も多いです。
伊豆の新しい場所を探す動きもちらほら...
さてと、来週は何処行こうかな。