手振れ補正の限界にチャレンジ

引退させようと思っていたD7000だがどうも私の求める絵作りには合っている気がする。
今は比較的鳥を大きめに写したい。産毛の1本1本まで鮮明に写したい。
最近やっと何を求めているのか決まって来たような気がする。
やりたい事が決まって来たので今日もテスト。
D7000+500mm+1.7倍テレコン(35mm換算 1275mm f6.7)
カメラの設定ミスでjpegで記録(汗
ブレのテストなんでいいんですけどね。
メジロ(iso4000 1/500)

今日のテストはVR500/f4の手振れ補正についてである。
昔ながらのブレ無いシャッタースピードは1/焦点距離以上という常識はもう無視して良い。
昔はアナログなので1/500と1/1000のブレを比べると2倍であった。
今は手振れを機械が補正出来るか出来ないかというデジタルな考え方なので
ブレるかブレないかが極端で、0か1だと考えてもらえばいい。
制御出来るか出来ないか?の問題なのでテレコン入れようがレンズ単体だろうが
ブレが始まるシャッタースピードは変わらないはずなのだ。
テストの為に公園で延々と木の杭を連射。何か鳥が居るのか?と散歩の人が足を止めるので恥ずかしかった。
前から不思議だったのは、三脚使うとブレるのに手持ちだとブレない。
三脚を設置する場所がコンクリートだとブレるのに、土の上だとブレない。
結局機械が制御しやすい周波数かどうか...って事。
前のカーボン三脚は手ブレ補正とかなり相性が悪く、手持ちで1/250でいける時に1/500で盛大にブレたりしていた。
今回のGITZO5531Sは安定している。
何故かブレが不安定だな...と思う方は三脚との相性問題かもしれませんよ。
ブレの定義は人それぞれだが私の場合はピクセル等倍でのチェックである。
ピクセル等倍でブレが分かるかどうか
手持ちのブレは補正しやすいので焦点距離1300mm近くても1/200で切れば8割のカットでブレないが、1/160では全滅する。
1.7倍のテレコンを外してもこの数字は一切変わらない。
1300mm手持ちってのは被写体をファインダー内に収め続けるだけで大変な状況だが1/200で行ける。
実際のフィールドで使い易いかどうかは別ですよw
今回雲台をグラグラだったジンバル雲台からマンフロット504HDへ変更。
ファインダーで確認出来るブレは物凄く少なくなったので出て来る絵も多少は良くなるかな?
と期待していたのだが、出て来た絵はグラグラのジンバル雲台でも504HDでも一切変化なし。
1/250で切れば全カットOK
1/200で8割OK
1/160で全滅
この辺に今の機材での制御限界があるみたいだ。
こうしてテストしてみると、三脚10万、雲台5万みたいな高い機材を購入しなくても良かったのでは?となるが
これ以下のシャッタースピードを必要とする場合はアナログに戻るのでやはり投資しないと無理。
今日のテストでは504HDでリモコンケーブルさえ使えば換算1300mmでもギリギリ1/60が使える事が判明。
1/30はミラーショックで無理。
グラグラのジンバル雲台はこの領域はやはり無理。
この辺の事がやっと分かってスッキリしました。
今以上の解像度を得たい場合はローパスレスのD800Eか画素ピッチの狭いD5200、D3200(2400万画素この2つを選ぶ事は無いけど)。
NIKON1まで行くと高感度ノイズとの戦いになるので54より328との組み合わせがベストかな?
と思うが328は絞って使いたい事を考えるとNIKON1も無いか...でもV1なら2万円ちょいで買えるので遊んでみた~い。
やはり次期APS-C機であるD400に期待。え?D4?さすがに高くて手が出ませ~ん。

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