ドライスーツの防水

初めてドライスーツを手にする人の多くが1滴も水が入らんと思っている。
透湿素材には逆透湿現象もあるし、シームテープで防水してあっても縫い目の重なり具合によっては
新品でも防水しきれず縫い目からの浸水もある。当然透湿素材が劣化しての浸水も...
特にラテックスではなくナイロン素材で作る靴下は縫製が複雑な上に靴と擦れたり
水中で一番水圧が掛かるが故に防水が効かず...ってな事も多い。
やはり濡れるのは気持ちのいい物では無いので自分で対処するしかない。
縫い目や生地に海水が入り乾いて塩分が残ると塩分がまた水を引き寄せる。
使い終わったら必ず真水で洗うとしてもなかなか縫い目に入った海水は抜けなが頑張って毎回塩分を洗おう。
生地がベトッと濡れると毛細管現象によって浸水しやすくなるのでまずは撥水だ。
専用の洗剤と撥水剤、Amazonで揃うので1セット用意しておこう。

これなら撥水剤も縫い目に浸透させる事が可能だ。
スプレータイプも1つ用意しておき縫い目の撥水には特に気をつける事
次がシームテープ。これもAmazonで購入出来る。
水圧で縫い目からの浸水を確認した場合はこれで抑えるしかない。
生地を傷付けた場合もこれで防水出来る。

アイロンを使い熱でこのテープを張り替える。
理想としては縫い目を挟んで生地表面と裏、両方からだ。
特に出撃や帰着時に水圧の掛かるソックスやヒザから下の部分は両面やりたい。
逆透湿現象が起こりやすいお尻。コレばかりは諦めるしかないが、気合入れて撥水剤を掛けておこう。
次回、ドライスーツを選ぶ場合は出来るだけお尻に透湿素材や縫い目が無いタイプのドライスーツを選ぶ事。
幅広のシームテープを張りまくるってのも手だ。
パームのシルバーセミドライの水漏れ話を良く耳にするが、この辺の手入れと知識があればかなり防げるはずだ。
透湿素材のドライスーツはムレずに快適であるが弱点もあるのでこまめな手入れと工夫を忘れずに!
高い買い物なので末永く使って下さいね。

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