遠赤外線で温めて直すんです(カヤック)

ポリエチレンで作られたカヤック。
長い間変な所に置いておくと力の掛かっている場所に凹みが出る事があります。
ポリは暖かい時は柔らかく、寒いと固くなります。
コンテナ内で長時間床に当たっていた場所、保管時にパイプが当たっていた場所。
車に積んでタイダウンで縛っていた場所。

気温が高い夏場は屋外に放置していればいつの間にか元通りに戻りますが、気温の低い冬場はなかなか戻りません。
夏まで待てばいいのですがちょっと気になりますよね。
メーカーはお湯を掛けてポンプでカヤック中に空気を入れて凹みを戻せと言います。
冬に屋外でお湯を掛けてみました。焼け石に水。お湯がいくらあっても足りません。
ポンプを使って空気を入れてみました。空気が漏れないように密閉するのが大変です。
年中気温の高いハワイじゃあるまいし...日本の冬にこの手法では無理なのです。
ヒートガン、ドライヤー、お湯、いろいろ試しましたが現在凹みを直す時は画像の遠赤外線ストーブ。
首を振りながら広範囲を温めて、ハッチから手を入れて内部からクックと軽く押す。
凹みが戻ったら濡らした布巾で冷ましてあげる。
こんな事を記事にすると早速試すべし!って石油ストーブ持ち出して...暖め過ぎてデローンと溶かしてしまい大穴開ける人が出る。
温めると言っても手で触れる温度内でお願いします。
私の場合は輸入時にコンテナ内で床に触れていた場合があるので、新艇納品前にチェックして、目立つ場合のみちょこっとだけやりますが、
皆さんは無理に手を出さない方が賢明です。

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